目 的 | 操 作 内 容 |
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パソコンてどのようになっている? | パーソナルコンピュータ(略してPCといいます。)の概要を説明します。PCの中では、アプリケーションソフトが様々なデータを処理して画面に表示したり、命令によってハードデスクなどに処理したデータを保存したりします。 アプリケーションソフトは、データを処理するための道具と言えます。この道具を使って処理するデータは材料ということができます。これらの道具や材料はハードデスクなどのメディアにファイルという形で書き込まれ(保存)ています。 ある材料を処理させる場合、その材料が処理できる道具を選んでその材料を開きます。このときその材料をどのような処理(編集)をするかによっても道具が変わってきます。その処理に適した道具を選びましょう。また、その道具でしか処理することができないデータもあります。 それでは、写真を例に説明するとJPGは一般のソフト(エクスプローラなど)で開くことができますがRAW画像はカメラメーカーが写真の書式を決めているのでそのメーカー専用のアプリケーションソフトでないと開くことができません。しかし、Photoshopで開こうとするとRAW画像でも開いてしまうことができます。ただし、編集した画像を保存する場合、元のRAW画像形式で保存することはできません。 このように材料となるデータは、専用のソフトしか処理することができないわけではなくその機能が備わったアプリケーションソフトであれば開くことができるというわけです。 |
ファイルとアプリケーション | データもアプリケーションソフトもハードデスクの中にファイルとして保存されています。 少々難しくなりましたが、ハードデスクに書き込まれているときは全てがファイル形式で書かれていてコンピュータからすると全てがデータなのですが、この道具となるアプリケーションソフトを読み込んでこのアプリケーションソフトに仕事を委ねると道具として働き始めるわけです。 道具となったアプリケーションソフトは命令によって必要な材料を読み込み、編集された材料を命令によって保存します。 さて、その保存ですが、画像の場合、特に指定がなければピクチャーというフォルダーに保存されますが、後日のため自分で決めたフォルダーに保存することをお薦めします。 では、どのように保存すればよいか? 自分で決めるということは他のメディア(USBメモリー、CD、外付けのハードデスクなど)に保存できることになります。内蔵のハードデスクも含めコンピュータとしては外にある記憶装置で、この記憶装置に保存しているわけですが、この装置にはそれぞれアルファベットのドライブ名が付けられています。そのドライブの中にファイルを保存するわけですが、ファイルを整理するためにフォルダーを作成してこのフォルダーの中に保存するのが一般的になっています。 |
新規フォルダーの作成 | エクスプローラで作る場合は、「新しいフォルダー」を上の欄から選択してクリックすると今開いているフォルダー又はドライブに新しいフォルダーが作成されます。フォルダー名は「新しいフォルダー」になっていますので名前を変更してご使用ください。名前を変更するには、そのフォルダー上で右クリックし、メニューから名前の変更をクリックすることで変更できます。フォルダーを作るにはエクスプローラだけでなく各アプリケーションにもその機能があります。アプリケーションで作成又は更新したファイルを保存するとき新しいフォルダーが必要になることがありますが、その都度エクスプローラを起動して作成するのでは不合理なのでその機能を備えたものが多いわけです。 |
ファイル又はフォルダーのコピー | ファイル又はフォルダーをコピーする場合は、コピーしたいものの名前の上で右クリックし、メニューからコピーを選択し、それを置きたいフォルダーで右クリックし、メニューから貼り付けを選択するとコピーが完了します。 複数のファイルやフォルダをコピーする場合は、範囲を指定してコピーします。ここでメニューを表示させて右クリックする場合、範囲を指定した範囲内にマウスポイントを置きます。 |
ファイル又はフォルダーの検索 | ファイルが行方不明になったとき役立つ方法です。ただし、あいまい検索はできますがファイル名はなるべく正確に入力することをお薦めします。まず、在ると思われるドライブ又はフォルダーで右クリックし、「JSファイル検索ツールで検索する」を選択することで探し出すことができます。 |
ファイル又はフォルダーの削除 | コピーしたり新しいフォルダーを作成したりしたが、不要になったファイルやフォルダは紛らわしくなるので削除したい場合は、その削除したいものの上で右クリックしてメニューから削除をクリックすることで削除ができます。 幾つかを一括して削除したい場合はコピーの時と同様に範囲を指定して削除します。 |
PCを使うときの注意事項 | PCを使うときの最も重要なことは、コピーや削除またはフォルダーの作成や削除、これらの作業をする場合、内蔵のハードデスクのCドライブにはPCが必要とするアプリケーションソフトが保存されています。パソコンの電源を入れると最初にそこから起動用のソフトを読み込んで画面の表示が始まります。そのような重要なソフトが保存されているのでこのCドライブで上記の作業を行うことは非常に危険です。こんな些細なと思われるファイルを削除したり書き換えたりしただけでもPCは全く動かなくなりますので注意が必要です。 また、アプリケーションソフトは必ずCドライブに保存しておかなければならないという決まりはありませんので自分で作成したフォルダー以外は触れないようにすることが安全です。従って、写真などの自分で作成したファイルは可能な限り外付けのメディア(外付けのハードデスク、USBメモリー、CD等)に保存することをお薦めします。保存場所がない場合でもアプリケーションのあるドライブには保存しないようにするべきです。 PCが動かなくなる原因は他にもあって、既定のピクチャーはCドライブであるため写真のようなファイルを既定のピクチャーに保存し続けているとこのCドライブがいっぱいになり、ついには動かなくなります。なぜ動かなくなるかというと、アプリケーションの多くがデータを処理する際にCドライブの一部を作業領域として使用している場合が多いのです。このCドライブに余裕がないとPCは書き込むことができなくなって停止してしまいます。 停止する前にパソコンが重くなった。処理が遅いと感じたら要注意です。パソコンがそのドライブ内の書き込む場所を探しているため遅く感じる場合があるからです。停止してしまうとアプリケーションが起動しなくなりますのでファイルを消すことも出来なくなります。こうなる前にファイルを別のメディア等に移動させましょう。それと上記の「ファイル又はフォルダーの削除」がありますが、この削除はゴミ箱というフォルダーに移動しただけでファイルが完全になくなったわけではありません。このゴミ箱はアプリケーションと同じCドライブにありますのでこのゴミ箱のファイルを完全に削除することが最も効果的です。 |
Canonのカメラからパソコンに画像を取り込む | キャノンのカメラからパソコンに画像を取り込むには、カメラの電源をOFFにしてUSBケーブルでパソコンを繋ぎます。 次ぎにカメラの電源をONにします。するとEOS Utilityが起動します。暫く待っても起動しない場合は、EOS Utilityを手動で起動してください。 カメラ操作が表示されましたら環境設定をクリックし、保存フォルダタブを開いて保存先フォルダーを確認してください。保存先を変えたい場合は参照をクリックして変更してください。ここで新しいフォルダを作ることもできます。 確認ができましたら「画像の取り込み開始」をクリックします。取り込みがされていない画像だけを全てパソコンに取り込みます。ただし、同一のフォルダに取り込んだ場合です。 以上で画像の取り込みは完了です。これが完了すると自動的にDPPが起動し、今取り込んだ画像が表示されます。 |
DPP(Digital Photo Professional)の使用方法 | DPPの起動は、上記の画像の取り込みから自動的に起動しますが、手動で起動することもできます。 DPPの操作は、表示されている画像の一覧から編集したい画像をクリックすることで選択し、「セレクト」アイコンをクリックするとその画像の編集モードになります。 画面の右にツールパレットが表示されますが表示されない場合はツールパレットをクリックしてください。 最新のバージョン3.9.3.0では、角度調整ができるようになりました。写真は上手く撮れたのだが少し水平になっていない場合、この機能が便利です。(NikonのPictureProjectにもある機能です。)この機能は、トリミングと同じ場所にあってメニューバーのツールを開くか、アイコンをクリックしてください。 新たに拡大された画像が開きます。この状態で角度調節もトリミングもできます。 編集した画像は、終了するとき保存するか問われますが、RAWの場合は保存しても元画を変更することはありません。ただし、変更の記録が残りますので再び表示すると編集した時の状態で表示されます。 JPGの場合は、編集後、保存しようとするとファイル名を変更しないと保存できないようになっています。あくまでも元画は変更しないという考え方をしているようです。 一般的な印刷(プリント)をする場合は、JPGに変換する必要があります。メニューバーのファイルから「変換して保存」でJPG等に変換して別ファイルとして書き出すことできます。ただし、DPPの印刷機能を使うとRAW画像のままでも印刷ができます。 また、PhotoshopでRAW画像を読み込んで編集をすることができます。しかし、編集した画像は元のRAW画像で保存することはできません。印刷環境が整っている場合は、Photoshopで編集したJPG画像であってもDPPの印刷機能を使うとより良い印刷ができます。 DPPには他に沢山の機能がありますが特にRAW画像とJPGとの編集や処理について比較してみることをお薦めします。 |
Nikonのカメラからパソコンに画像を取り込み編集する | Nikonのカメラからパソコンに画像を取り込むには、PictureProjectがありますが、ViewNX2をお薦めします。 PictureProjectは、画像を登録しないと表示することもできませんがViewNX2はその必要がありません。更に最近の機種ではPictureProject Transferが対応していませんのでView NX2のTransferを起動して取り込みを行ってください。 手順は、カメラとパソコンを繋いでスイッチを入れて、ViewNX2を起動したらメニューバーのファイルのTransferを起動して転送元と転送先を確認して「転送開始」をクリックすれば写真を取り込むことができます。 編集する場合は、写真をクリックしてから「エディット」と書かれたアイコンをクリックすると右側に「画像調整」と書かれたツールが表示されます。トリミングは、「クロップ」と書かれている所でできます。 |
Photoshopで写真に枠と線を入れる方法 | 黒枠と白の線を入れるのは、写真をより引き立てる効果があります。 この編集作業は、写真を一番上にしてカンバスという台紙を2枚重ねた状態を想像してください。 フォトショップを起動してメニューバーのイメージ→サイズ変更→画像解像度を開いてドキュメントのサイズを変更する。 写真のサイズは、印刷する用紙のサイズ以内にしなければなりません。写真の外側に何pかの外枠を付けるためです。印刷する用紙と写真の縦横比が違う場合は、印刷する用紙よりも写真のほうが横長の場合は、横幅のサイズを、印刷する用紙よりも用紙が縦長の場合は、縦のサイズを印刷する用紙幅よりも枠の分、小さく変更する。例えば、5o外側に枠を取る場合、両側がありますので10o小さく変更する必要があります。 次ぎに写真の周りに白い線を引きます。イメージ→サイズ変更→カンバスを選択するとファイルサイズが表示されていますが、これが先ほど小さく変更した写真のサイズで、このサイズに白の線を引くため線の幅分、例えば0.3oの白い線の場合は写真サイズに0.3o分サイズを大きくします。ここで気を付けるのは両側がありますので0.3oの2倍、0.6o大きくする必要があります。(幅と高さの両方を変更してください。) お解りになってきたと思いますが写真の下に付ける白い台紙と考えていただければ、白の台紙が両側に0.3oずつはみ出している状態なのです。(カンバス拡張カラーを白にすることをお忘れなく) 次ぎにもう一枚、カンバスを2枚重ねるわけですが一番下に付けるカンバスの設定です。このカンバスは印刷用紙サイズと全く同じに設定します。カンバス拡張カラーを黒くすることもお忘れなく。 以上で完了です。写真の周りの余白が黒くなり、写真と黒枠の堺に白の線が引かれたと思います。上手くできなかった場合はご連絡をください。 編集後のサンプル写真です。縮小しているので見にくいと思います。 |
拡張子の表示 | 拡張子を表示するには、コントロールパネル→フォルダーオプション→表示→「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外す。 |
使用領域やサイズを知る | メディアやハードデスクドライブの容量などを知るには、エクスプローラを起動してドライブ名を右クリックし、メニューからプロパティを開くと使用領域と空き容量が分かります。また、フォルダー名で右クリックし、プロパティを開くとそのフォルダー内のファイルの合計容量が分かります。 また、このフォルダーの容量が分かるとCDにコピーするとき一括してどれだけコピーできるか予めフォルダーを用意し、データを保存してCDの容量以内になるように調整してから一括でコピーすればより多くロスが少なくコピーすることができます。 ただし、CDの容量ぎりぎりにするとオーバーしてコピーできないことがあります。これは、ファイルをコピーすると最初のファイルの前と最後に書き込むファイルの後に初めと終わりを示すデータが書き込まれます。このデータが書けるだけの容量が余分にないとコピーできなくなるわけです。従って、一枚ずつ書き込むとファイルの前後に始めと終わりのデータが書き込まれるので書き込むべきファイルの容量よりも前後を示すデータの方が大きくなる場合があります。 従って、できるだけ一括でコピーすることをお薦めします。 |
デスクトップの背景をスライドショーにする |
パソコンを起動させて最初に表示される画面がデスクトップと言いますが、このデスクトップの画面に自分の好みの画像を表示させることができます。しかも数枚の画像をランダムに表示させることができるので次にどの画像が表示されるか楽しみになります。ましてや自分で撮った写真ならより楽しくなると思います。 その方法は、任意のフォルダーに画像を準備しておき、コントロールパネル→個人設定→デスクトップの背景→画像の場所を設定する。中央に任意のフォルダー内の画像が表示されますので、その画像の上にマウスを乗せると左隅にチェックボックスが現れます。このチェックボックスをクリックするとその画像が採用されるのでお好みの画像にチェックを入れてください。画像を変更する間隔などを設定し、「変更の保存」をクリックすると完了です。 |
用 語 | 解 説 内 容 |
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拡張子 | ファイルの種類を見分ける標識のことでファイル名の後に表示されます。例えばジェイペグは「.JPG」等と表示されます。 |
ソフト | 一般的にはアプリケーションソフトを指します。 |
パソコン | パーソナルコンピュータの略です。 |
ファイル | 一つに固まったデータ。写真で言うと一枚の写真を表示できるだけの要素(データ)。 |
フォルダー | ドライブの中を分ける入れ物。 |
メディア | 記憶媒体、記憶装置とも言う。内蔵のハードディスク・外付けのハードディスク・USBメモリ・SDカード・CD等があります。 |