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碓氷峠の春を更新しました。

2019年10月30日更新

鉄道文化村からアプトの道を熊ノ平まで歩いてみましたので紹介致します。
(アプトの道は群馬県と長野県の県境に在る碓氷峠をアプト式鉄道で越えた鉄道の跡です。)

お薦めの季節は新緑と紅葉の季節です。
しかし、夏の暑い季節も涼を求めてトンネルや木陰の涼しい風を楽しむ人も居るそうです。何しろ隣は軽井沢で冷たい風が峠を越えて流れてきますから良いかもね。何れにしても楽しい旅でありますように。。

車で東京方面から行かれる方は国道18号線を行き、写真の「鉄道文化むら」の看板のある信号を右折します。


高速で行かれる方は松井田妙義インターチェンジで降りて国道18号線を軽井沢方面へ向かって下さい。
信号を曲がると左側に鉄道文化村のゲートが見えます。
ここを右折して横川駅の南側に駐車場があります。

電車で行かれる方はJR高崎駅から信越線に乗り、33分ほどで終点の横川駅に到着です。

駅を出ると正面には釜飯で有名なおぎのやがあります。

おぎのやを正面に見ながら左方向に向かいます。

正面の看板に従って行くと鉄道文化村のゲートが見えてきます。(写真の中央の看板)

鉄道文化村のゲートの前に来ると右手に「ウォーキング・トレイル アプトの道(起点)」と書いた看板があります。
さて、ここからがアプトの道、ここを入って左に折れて道なりに行きます。
間もなく右の郵便局を過ぎた先の左側にトイレが見えてきます。
この先しばらくはトイレがありませんので用は済ませて置いた方が良いでしょう。

碓氷の関所跡をご覧になりたい方は、この道の右側に平行する旧中仙道がありますので右に折れて向かいます。

右の道を行くと写真の様に右の石垣の上に関所跡があります。(向かい側から撮っているので逆に見えます。)

この関所跡は5月に行われる「遠足マラソン」の短い方のゴールになります。
更に進むと高架になっていますが、この道を真っ直ぐ行き、高架の下を抜けて右に行けば坂本宿への道になります。

今回は写真の左に上る道を登って右に行き、高架の上の遊歩道を鉄路に沿って丸山変電所に向かいます。

この道は関所跡をご覧にならないで真っ直ぐ鉄路に沿って来られた方とここで合流するわけです。


丸山変電所までの途中にはこんな所も、

上は上信越自動車道です。




丸山変電所までは保々直線で少し登りで舗装されていて歩き易いですが距離がありますので飽きずに焦らず行きましょう。
脇の線路は碓氷峠鉄道文化村から丸山変電所を経て峠の湯までの2.6qを往復するトロッコ列車の線路でこのトロッコ列車に乗って行くことも出来ます。足に自信のない方はご利用してみてください。


今回は健康のため自分の足で歩きますぞ。
丸山変電所は鉄道に使う電気の変電を行っていた所で交流の電流を直流に変電したり電圧を調整したりしていたそうです。
私が訪ねた時は説明員が居て説明を受けたり、パンフレットも頂きました。
丸山変電所を通過して、更にそこから登ると「峠の湯」に到着です。風呂の好きな方は入っていってください。
峠の湯の裏手にはトロッコ列車の終点駅があります。


この駅と峠の湯の間の道を更に登るといよいよ1号トンネルです。
これらのトンネルも文化遺産ですので大切にしてください。
この1号トンネルと2号トンネルの間で左側の眼下に坂本宿が見えます。この坂本宿も見所のひとつです。


時間に余裕のある方は一度歩いてみては如何でしょう。
さて、2号トンネルを抜けると左手に湖が見えてきます。
これが碓氷湖です。アプトの道を逸れて湖畔に降りることも出来ます。

今はひたすら登ることにしましょう。
3号トンネル・4号トンネル・5号トンネルの間に現れる紅葉を楽しみながら行くよ。

色とりどりの服装や顔、知っている人は居ないか等と思いつつテクテクと踏みしめながら登って行く。

このアプトの道は舗装されていますので足下には心配ありません。靴はスニーカー程度で十分です。
5号トンネルの出口で混み合っている。
何かと思ったら写真を撮っている人が多くなった。

それもそのはず、5号トンネルを抜けるとあの眼鏡橋だ。

賑やか!人気があるんですね。
人の流れを躱しながら進む。
通称「眼鏡橋」旧信越本線碓氷第三橋梁を渡ると地元のボランティアが説明をしてくれる。

気軽にお願いして聴いてみてみよう。勉強になると思いますよ。
その説明をしている所から、向かって右側に橋の下へ降りる遊歩道があります。余裕のある方は降りてみてください。


下には道路がありますので車に気を付けながら下から眺めるのも良いですよ。
写真に出てくる眼鏡橋が見えます。


下から見上げてみるとその高さに驚きます。
あの小さな煉瓦を積み重ねて出来ている!!ドイツの技術の高さを感じさせられます。
眼鏡橋の下の道路を軽井沢方面に上って行くと眼鏡橋の駐車場があります。

この駐車場にはトイレが併設されています。熊ノ平の仮設トイレは撤去されてしまいましたのでここで済ませた方が良さそうです。

ただ、眼鏡橋から登りで少々距離があるので余裕を持って行かれた方が良いでしょう。
元に戻って説明の場所から更にトンネルを抜けて行きます。
6号・7号・8号・9号・10号と錦のトンネルを楽しみながら歩きます。
トンネルの途中に窓のある所があります。天井にも2ヶ所開いています。
トンネルの中って何かを感じません?、感じ方は人それぞれですが未知の世界に踏み行ったような、新しい何かを発見できるような、ロマンチックですね。
10号トンネルを抜けると前に建物が現れた。アプトの道の終点、熊ノ平に到着です。
熊ノ平はこの峠で唯一平らな場所なので当時はここで電車のすり替えをしていたそうです。
童謡唱歌「紅葉(もみじ)」は明治44年高野辰之がここ熊ノ平駅で紅葉を眺め作詞したと云われています。
少し先へ行くと記念碑があったり、更に行くと道路に降りられて手洗い専用の水道がありました。

ここで折り返すのですが、下の道路を下ることもできますが車の往来があるので今回は来た道を戻ることにしました。

帰りは全部下りですから高野辰之に思いを馳せてゆっくり眺めながら下ることにしました。

今回の行程はおおよそ6時間、私より速く歩く人が多かったので早い方ではありませんでした。が道草はあまりしませんでした。

凄く楽しい旅でした。途中で毎年来ているという人に会いました。また、観光バスで来られる方も多かったです。

(まとめ)
熊ノ平までの行程は案内では6.3q登りが2時間5分下りが1時間36分とありますが、写真を撮ったりお弁当を食べたりする時間は別に見た方がよいと思います。時間が足りない人は車で峠の湯または碓氷湖から眼鏡橋または熊ノ平を目指せばよいと思います。

駐車場のある所は、熊ノ平、眼鏡橋、碓氷湖、峠の湯、起点の横川駅の5ヶ所です。
トイレのある所は、熊ノ平はありません、眼鏡橋駐車場、碓氷湖、峠の湯、麻苧茶屋の前、横川駅の5ヶ所にあります。

トンネル内は照明が点いていますが午後6時には消灯するそうです。ご用心を。
観光バスで来られる方は碓氷湖から眼鏡橋まで歩く方が多かったように見受けられました。


アプトの道の資料は安中市のホームページから「観光パンフレットダウンロード」を開いて「碓氷峠路探訪(アプトの道)」を印刷すると便利だと思います。


【この旅を楽しくするポイント】
この旅を楽しくするポイントは、足下です。つまり履き物、履き物はスニーカーまたはトレッキングシューズがお勧めです。
舗装はしてありますが、街の舗装とは違いますので通勤などで履く革靴やパンプス、ハイヒールなどは厳禁、ちょっと見るだけとアプトの道へ行ってみても後悔するだけです。


(その他の情報)
トロッコ列車は3月〜11月までで土曜日・日曜日・祝日に(8月は平日も運行)運行しています。
乗車料金は片道大人500円・小人300円です。

追伸、小腹が空いた時は1号トンネルの手前の土手を上ると玉屋ドライブインがあります。そこの力餅がお薦めです。中でも辛味餅は超お薦め、辛味餅は持ち帰りが出来ないのでお土産にはなりませんが私は大好き、美味しいです。
(この力餅は熊野神社の手前の碓氷山荘にもあります。)

余談ですが、この熊野神社(左)は群馬県と長野県の県境にあって参道の右半分が群馬県、左半分が長野県で社殿も右側が群馬県で左側が長野県という神社で神主もそれぞれおられます。
もう少し詳しい話は碓氷山荘でお聞き下さい。

右の写真は碓氷山荘です。
前の道を登り切った左側に熊野神社があります。

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